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着物の鑑定基準を紹介!見方などある?あなたの着物はお宝かも!?

母や祖母などが着ていた着物がタンスの中に眠ったままではありませんか?
着物を着る機会も減っていますし、お手入れや保管も大変ですし、タンスに長期間保管したままだと、シミやシワの原因にもなります。

また、亡くなった方の遺品整理などで、自分では価値が判断出来ないという方がいらっしゃったら、一度買取業者に査定をしてもらうのも一つの方法です。

大切な人の着物を売るというのは寂しい気もしますが、着てもらった方が幸せかもしれません。

そこで、着物の鑑定基準を紹介しますので参考にして下さい。

Contents

着物の鑑定方法

着物は素材や種類、着物の状態によってランクがあります。
そのランクが基準となり査定されます。

着物の価値だけでなく、保存状態が良い物は高値が付くのです。

着物の素材

大きく分けて5つに分けられます。

【絹】
美しい光沢そして滑らかな風合いです。
さらに、吸湿と放湿、保温性など非常に優れた素材となっています。
一方、絹の欠点は、水に弱く、濡れると縮んでしまうことです。
また、摩擦に弱くけばだちやすく、日に当たったり時間が経つと色が変わりやすいです。

柔らかで光沢のある絹は、着物素材の中で最上級の位置づけです。

同じ絹でも糸の撚り(より)方や織り方によって、羽二重(はぶたえ)、縮緬(ちりめん)、お召し、紬など生地の種類があります。

【木綿】
繊維が太く丈夫な木綿で作られた着物は、普段着用です。
先染めした糸を織る「絣(つむぎ)」や「絣(かすり)」も、絹で織った場合は洒落着、木綿なら実用着になります。木綿は吸湿性・通気性に優れ、肌触りが良いので、単(ひとえ)の着物や浴衣によく用いられます。

【麻】
薄手で張りのある麻の着物は、夏の普段着用です。
麻の中でも細く上質な麻糸で織った生地は「上布」と呼ばれる高級品です。
格はあくまでも普段着ですが、高価な嗜好品なので街着として着て行くことができます。

【ウール】
厚手の毛織物であるウールは、冬場の普段着に多く用いられます(一部サマーウールと呼ばれる薄手の夏物もあります)。

丈夫でシワになりにくく汚れに強いので、気軽に着ることのできる着物です。

【ポリエステル】
化学繊維のポリエステルは、天然繊維より強度があり汚れに強く、自宅で洗うことが出来ます。トロミのある素材で、「やわらかもの」(付下げや訪問着、振袖、小紋、色無地など格の高い着物)にも用いられます。
扱いやすく価格も安いので、着物初心者におすすめの着物です。

着物の状態

着物の状態は、鑑定時に査定のポイントとなります。

長期間タンスの中に入れていた着物は、シミやシワが気になります。
また、新品の着物でもタンスの中にそのまま入れていたら着物は経年劣化します。

お手入れの行き届いていない着物は、売る時にマイナス査定をされてしまうので、普段から大切に保管する事が大切です。

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着物の種類と格

黒紋付(くろもんつき)

  • 未既婚を問わない最高礼装です
  • 黒一色に染められた着物で、その家の家紋が五つ白く染め抜きされています
  • 華やかで格式の高い袋帯と合わせ、お祝いの気持ちを込めて慶事に着用します
  • 黒の名古屋帯(黒共帯)で喪の意を表して弔事に着用します

留袖(とめそで)

  • 第一礼装(礼装)です
  • 人生の中の通過儀礼(結婚式など)としての用途に着用します
  • 帯は喜びが重なるという意味から「袋帯」を結びます
  • 黒留袖は既婚女性用で、紋が五つ入っています
  • 色留袖は既未婚を問わず着用出来、紋付で裾に模様が入っています
  • 紋が多い順に格も上がります

訪問着(ほうもんぎ)

  • 第二礼装(略礼装)です
  • 晴れやかな場所でのおよばれに着用します
  • 袋帯を結びます
  • 全体に模様(絵羽模様)が染められた着物です
  • お正月や結婚式、パーティーなどの席に向いています
  • 既未婚問わず着る事が出来ます

振袖(ふりそで)

  • 未婚女性が成人式に着る一番格の高い着物です
  • 振袖の種類として大振袖、中振袖があります
  • 中振袖は二次会やパーティーにも着用出来ます
  • 友禅染め、辻が花、紅型、絞りなど、着物の格の中でも特に豪華で華やかな柄の着物です

付け下げ(付け下げ)

  • 第二礼装(略礼装)です
  • 袋帯を結びます
  • 訪問着と同格で、既婚女性にふさわしい格のある着物です
  • 反物のまま柄がすべて上向きになるように染めるのが特徴です
  • 柄がみな同じ方向になるように染められています

色無地(いろむじ)

  • 紋をつければ第二礼装(略礼装)、なければおしゃれ着(外出用)です
  • 紋があれば袋帯、なければ名古屋帯も結べます
  • 紋をつければ訪問着とほぼ同格で、組み合わせる帯や小物によって、明るめの色のものは慶事、暗めは弔事用になります
  • 紋のない種類のシンプルな着物で、つくられる生地の種類で格も違ってきます

小紋(小紋)

  • おしゃれ着(外出着)、普段着、街着として着用します
  • 袋帯(柄や素材による)、名古屋帯、半幅帯を使用
  • 無地と違い、全体に柄のある着物で、付け下げや色無地よりは格が下がりますかがゆう

紬(つむぎ)

  • おしゃれ着(外出着)、普段着、街着として着用します
  • 袋帯(柄や素材による)、名古屋帯、半幅帯を使用
  • 織物の種類の着物になります。生地がしっかりしているので昔から普段着として着られています。
  • 最近は大島紬など手仕事による職人が減ってきていることから、普段着の紬でもとても高価なものが増えています
  • 帯を華やかにすればパーティーにも着用出来ます

浴衣(ゆかた)

  • 着物の格としては普段着になります
  • 木綿がほとんどでしたが、最近は化学繊維の種類が多くなっています。
  • 夏の気軽な友人同士のパーティーや飲み会にも、華やかな雰囲気になります。
  • 帯は半幅帯で結び方をアレンジして着るとおしゃれになります

価値が高い着物とは?

価値が高い着物のポイントとして次のものがあげられます。

未使用、または購入して10年未満

状態が綺麗な着物は価値が高くなります。
古い着物は査定が出来ない場合もありますので、買取を考えているのであれば、早目に査定してもらった方がいいでしょう。

正絹の着物

正絹の着物は高額で買い取ってもらえます。
特に正絹の生地に厚みがあって重みのあるものの方がよいとされています。

加賀友禅、大島紬、結城紬などの人気の着物

「紬」や「友禅」などの有名産地の着物は、年々生産数が減ってきていることもあり、価値が上がっています。

他に東京の黄八丈、京都の丹後縮緬、西陣織、福井の羽二重、新潟の塩沢紬や越後上布、石川県の牛首紬や加賀友禅、茨城県の結城紬、福岡県の博多織や久留米絣、小倉織、鹿児島県の大島紬、沖縄県の琉球紅型や琉球絣、芭蕉布、八重山上布などもあります。

人間国宝、作家もの着物

著明な作家さんが作った着物も高値で売れます。

江里佐代子、北村武資、玉那覇有公、平良敏子、久保田一竹、喜多川平朗、与那嶺貞、志村ふくみなどの有名作家の着物は、高額買取してもらうことができます。

シミやカビのない着物

シミやカビなどがない着物の方が高額買取対象となりますので、普段からシミやカビなどが付かないように、虫干しなどのお手入れをしましょう。

折りジワなどもできるだけ付かないように綺麗にたたみ、箔が付いている場合は、白の薄い布などを挟んで生地が擦れないようにたとう紙で保管することも大切です。

丈が長い着物

丈が短い物より長い物の方が仕立て直しがしやすい為、高値で買取してもらえます。

証紙付きの着物

証紙とは着物の品質を示した紙です。
着物の素材や作者、産地などが記載されているのでランクが一目で分かります。

証紙があるだけで、着物の評価が上がりますので大事にとっておきましょう。

まとめ

素人では着物の素材や種類など、見ただけでは分かりません。

着物専門に扱っている買取業者には、着物の知識を持った鑑定士がいます。
査定も無料で行ってもらえるので、一度価値を調べてもらってはいかがでしょうか?

タンスにお宝が入っているかもしれません。

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